こんにちは
フリークエンシーの田中です。

先日住んでいる市から「子育て支援アンケート」なるものが届きました。

「何歳からでも保育園に入れる場合、何歳から入園させたいですか?」
「育てたいと思う子供の人数は?また、実際に育てられると思う子供の人数は?
育てたい人数より少ない場合、どういった理由ですか?」

などなど、10ページ近く質問がありました。
他のお母さんはどんな回答をされたのか超気になります。。笑

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今回は保育園に入るの入らないのの前に、
もっと根本的な事について考えてみたいと思います。
ぶっちゃけて言えば
「そもそも3歳より前から毎日8時間近くも子どもを預けるのってアリなの??」
という事です。

最近読んでいる
「愛着障害 子ども時代を引きずる人々 (光文社新書)」
という本にこんな事が書かれていました。
かつて、進歩的で合理的な考えの人たちが、子育てをもっと効率よく行う方法はないかと考えた。
その結果、一人の母親が一人の子どもの面倒をみるのは無駄が多い、という結論に達した。
それよりも、複数の親が時間を分担して、それぞれの子どもに公平に関われば、もっと効率が良いうえに、親に依存しない、自立した、もっと素晴らしい子どもが育つに違いないということになったのである。
その「画期的な」方法は、さっそく実行に移された。
ところが、何十年も経ってから、そうやって育った子どもたちには重大な欠陥が生じやすいことがわかった。
彼らは親密な関係をもつことに消極的になったり、対人関係が不安定になりやすかったのである。
さらにその子どもの世代になると、周囲に無関心で、何事にも無気力な傾向が目立つことに、多くの人が気づいた。
これは、イスラエルの集団農場キブツで行われた、実験的とも言える試みの教訓である。(p22)
浦沢直樹のMONSTERは、ほぼ実話だったわけですねー。(怖)
この本によると、

愛着が形成され始めるのは
生後6~8ヵ月
愛着形成の臨界期は
生後6ヶ月〜1歳半
だそうです。

この時期だけがクリアされればOKという訳ではないのですが、
重要な乳幼児期を「交替でみる」という点では、
保育園の影響も全くないとは言えないかもしれません。

愛着が安定しない場合、発達障害に近い症状を見せます。
じっと座っていられなかったり、人との距離がうまく取れなかったり、チック症状が出たりもします。
それでも別の誰かとでも愛着関係が安定していれば、その後の成長で段々とノーマル(?)になっていきます。

あくまで個人的な見解ですが、保育園の子供は幼稚園の子供に対して、
指しゃぶりする子の割合が多いように見えます。

以前長男が通っていた5歳児クラスでは、半数が先生のお話を聞きながら指しゃぶりしていました。
また、常に集団行動しているので、静けさよりも「うるささ」に慣れてしまうケースや
よその大人との距離感が異様に近いケースも多いように見られました。

※当然保育園の良いところは言い尽くせないほど一杯あります。
※指しゃぶりは小学校高学年の現在、一人もしていません。
他の行動に姿を変えている可能性はあります。
※たとえ一緒にいる時間が長くても、母親自体が不安定な場合、子供は愛着障害を発します。
保育園=(イコール)愛着障害と言っている訳ではありません。

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子育て講座や本などでよく目にするキーワードは
「子育ては量より質。
働いていて時間がないからこそ、目を見てしっかり子供とコミュニケーションを取りましょう。」
というものです。

最初のうちは「そうだそうだ」と思っていました。
毎日時間をロスしないように動き、休日も自分の事はさておき、
なるべく子どもと時間を取ろうとしていたものです。
ところが、そうやって頑張るほどは、子供は喜んでくれないのです。

「今日はここに出かけよう!」なんて計画を立てても、
子どもはお母さんの計画通りには動かなかったりで、イライラして本末転倒な事も。。(汗)

量より質の「質」ってなんなのでしょうか?
どうやら私は何か勘違いしていたようです。
一つ私にも言える事は、お母さん(もしくはそれに相当する人)の状態が
子供にモロに影響を与えてしまうことです。

お母さんがどんな精神状態で自分に接しているか、
自分のホームとなる人が、いつも待っているんだという安心感があるか。
何よりその人は自分といてハッピーそうかどうか。

お母さんの「doing」より「being」を子供は呼吸しているのだと思います。
保育園に通わせるならば、よりそういった点に留意したいところです。
つまり「あなたは存在そのものがOKで、あなたの安心空間はここにあるよ」
という事を、beingでより明確に伝えてあげる必要があるのだと思います。
(しかも短時間で。。笑)

男女共同参画のために「保育園を増やせばいい」というのは、
必要な具体策ではありますが、それだけでは表面的だと思います。
女性の自由な生き方、家庭とは何か、という所への根本的な理解と支援を、
大人全員でもっと考えていく必要がある気がします。